「ちしゃ医者」という噺を最近聞きました。頼んないお医者さんが臨終前の主さんの所に呼ばれて行こうとするんやけど、その最中に主さんが死んでしもて引き返すことになったんやけど…、ていうのがあらすじですが、今回それはこっちゃ置いといて^^;。この噺て江戸時代あたりの噺らしいんですが、昔て大らかやったんやなあ、てつくづく思いますね。主さんの奉公人たちのやり取りがあるんですが、ええ意味での諦めみたいなモノが伝わってきます。もちろんフィクションで誇張も多分に入っててあくまで噺なので軽いタッチなんかも知れませんが、人の生死に関しても(あるいは「生死」やからこそ、かも知れませんが)ほどよい脱力感があって、面白いなあ、て思いました。あんまり期待しすぎるのてようないね、たいていロクな事にならんし。何事も。