ピッシング・ナチュレルじゃ


昨日は終日泳いでたせいか、いつもより遅く目が覚めました。
 今日は温かい朝食をちゃんと摂った後、ピッシング・ナチュレル、いわゆる天然プールへ。ホテルから川沿いの道を進んでいくんですが、ジャングルの中なのでとにかく蚊が多い。それに道が細々とした感じで、しかも木々が道を遮るようにして倒れてる箇所もあるので、その時は川の中を足首ほど浸かりながら歩いて行きました。すると30分程で目の前の視界が開けてきてやっと到着です。まだ午前中のせいか、わしらの他にひと組がいるだけ。ほぼ貸切状態。ちょうどおあつらえ向きに白砂の上に岩場があったので、そこに荷物を置いて、シュノーケリング開始。とにかく水の透明度が半端やありません。ほいでサンゴ礁が目の前に広がっていて、そこには魚たち、図鑑でしか見たことないような熱帯魚が悠々と泳いでいたり、サンゴの陰に身を潜めていたりと行った様子を、すぐ目の前で見ることができました。たいていの魚は大人しくて、手を伸ばしたらスッと逃げていってしまうんですが、何匹かは立ち向かってくるのがいてて、噛みついてきます。これがけっこう痛い。口元をよう見るとサンゴをゴリゴリと食べるからなんでしょうか、歯がギザギザです。水辺で立ってる時にふくらはぎをその口で突かれた時にはひざから崩れ落ちそうになりました。
 しばらくシュノーケルをやって、ふと荷物を置いていた岩場を見てみると、最初来た時には地面には砂ばっかりで水気なんか全然なかったんですが、いつの間にか海水が満ちてきていて、白砂がなくなってました。よかった、岩場の上に置いといて。下やとえらいことになってました。
 午前中はずっと天然プールにいた後、午後はホテルがあるクト湾のビーチから、風で動く筏船、ピローグていうんですが、それに乗ってのクルージング。乗員は船を漕いでくれる現地ガイドとわしらの他にもうひと組の男女。聞けばチュニジアから来たそうで、ニューカレドニアまで飛行機を乗り継いで23時間やって。わしにはとても無理です。そんな話をしてると風がないできて船が進まんようになってきたので、どないするんやろて思ってたら、ブルブルとモーター音が。正直情緒には若干欠けるけど、進まん以上しゃあないね。
 クルージングが終わって、部屋でシャワーを浴びると、うう、まだ痛い。ていうかふくらはぎから足首にまでヒリヒリが広がって、足で踏ん張るときに痛みが出てきます。旅行中ずっと続きそうやなあ。まいったなあ。