いよいよラスト


この地で朝日を拝むのは今日で最後。ちゅうわけではありませんが少し早く起きて、ホテルのベランダへ出ると、ちょうど陽が昇ってくるところに出会うことができました。今日も満喫しますか。
 午前中は昨日の懸案事項の再チャレンジ。というのは昨日ココティエ広場へ行ったときに、街を一望できるFOLの丘ていうのがあるということで、そこへ向かったつもりが全然違うとこへ出てしもて往生したんですが、どうやら最後に右へ行くところを左に行ってしまったみたいで、今日はあっさり到達できました。ガイドの説明に偽りなく、ここからの見晴らしは最高で街に吸い込まれそうな感覚になりました。
 岡から下りて今度は昨日ようしゃべるおばあちゃんがいた土産物屋へ。Tシャツとコーヒーを買って精算を済ませると、旦那さんがノートを取り出してきて、メッセージとイラストを描くように言われました。壊滅的な絵心をフル活用して、魚とカニの絵を描きました。恥ずかしいなあ。
 そう言えばあんまり触れてなかったけど、連日とにかく暑くて街中を2時間も歩くとクタクタです。そこで木陰で休憩することに。一息ついて周りを改めて見渡すと、周りの現地の人もみんな日陰でのんびりしてます。今日て確か平日やったはずやけど、これだけ暑いと動くのも億劫やわね。
 買い物が終わってホテルの部屋に戻ってしばらくしてると、なんと買い忘れが発覚。しゃあないのでホテルの近くで買うことにしました。ただせっかくなので自転車を借りて行くことに。ただホテルから通りへ出るまでがえらい坂道で、相方がうまく乗ることができずにもたついていると、ちょうど道路の反対側で犬の散歩をしてた外国人に「ホンマに乗れるのか?」みたいな感じで笑われてしまいました。それでもどうにか自転車に乗ると「OH」と声をかけてくれました。それにしても、この人も含めて現地の人たちには結構声をかけられます。人懐っこい国民性なんやろかねえ。
 自転車での買い物を済ませて再びホテルに戻るともう夕方。夕食はどうしようかと散々迷った挙句、ホテル内にある日本料理屋へ行くことに。明日は日本やのに。まあこんな所での日本食ということで、質量ともにたいして期待もしてなかったんですが、これが案外といけまして結構なお味でした。しかも店の壁に「ここで使用するお米はホテルのものとは異なります」ていう張り紙が。徹底してますねえ。多分日本の米やったと思います。対してホテルのはちょっと細長かったので、確かに張り紙に偽りなしでした。
 店を出るともう陽が沈む直前。ビーチへ行ってみると沈んだ後でしたが、まだ微かに陽の光が。そこには欧米系の女性ふたりと子どもが先客。ビーチへ出るにはやや高台になってる所から降りんといかんのですが、子どもはビーチでひとり砂遊び、女性たち、どちらかがお母さんやと思うんですが、高台で話に興じている様子。すると子ども、たぶん男の子やと思いますが、遊ぶのも飽きたようでお母さんの方へ戻ろうとしてたんですが、高台をうまく登ることができず。すると近くにいた相方が、見かねて子どもに手を貸してあげてなんとか登ることができたのですが、照れくさかったのでしょうか、子どもははにかんだ表情を浮かべただけで、スタスタとお母さんの方へ走っていきました。ひょっとしたらウチの甥っ子よりはにかみ屋かも。
 そんなこんなですっかり日も暮れてしまいました。部屋に戻って荷造りをして、とか言いながら、やってくれたのはほとんど相方やったけど、ここまであっちゅう間やったねえ。海外旅行の経験は数少ないんやけど、どちらかというと期待以下やったケースが多かったんですが、今回は期待を大きく上回るものでした。現地の人たちの人あたりが思ってたより良かったことがその最たる理由でしょうか。今までの所て、なんやガツガツしてたり、お金欲しさにまとわりついてきたりで。少なくともわしが現地で会った人たちは、ホンマに気さくに話しかけてくる感じで、こちらの角が徐々に丸くなっていく気がしました。8時間のフライトはちょっとキツイけど、竜宮城へ行くために儀式やと思って我慢します。絶対にまた行きます。絶対に。