橋の上で

7月11日
自宅の仕事場との間にはいくつか橋があり、そこを通って行く必要があります。そのうちの1本の橋の上で最近夜になると、橋のちょうど真ん中あたりに制服を着た男女、おそらく高校生やと思いますが話をしている場面に出合います。彼らの前を通り過ぎる時間はわずか数秒で、何を話しているのかさっぱり分かりません、そもそも別に聞き耳立てるほどでもありませんが。また彼らの表情も一度も見たことはありません。ただ側を通り過ぎる際の雰囲気から察するに、彼らはおそらく一日の中でいちばん幸福で、楽しい時間を過ごしてるんやろなあ、て思うと微笑ましく感じます。ただひょっとすると毎夜密談を重ねて国家の転覆を企んでいるかもしれませんが。でも仮にそんな話をしていたとしても、彼らが反社会的組織に属していない限り、「テロ等準備罪」にはあたりません。まああの雰囲気を醸し出しつつ、そんな話をしていたのなら、ある意味たいしたモンですが。