う〜ん、ちょっと違うなあ。
いわゆる「事業仕分け」というのが行われてますが、まあ初めての事やしいろいろ問題もあるけど(例えば財務省との絡みなんかはちゃんとせんとアカンやろけど)、こういうのをやる事自体には良かったと思ってます。ただその中で、科学技術に関する仕分けでスーパーコンピューター関連の予算が削られるやらそうでないやらでずいぶんもめてるそうで。キャスターや識者の方々の意見を聞いてると、「仕分け人は何考えとんじゃ」という論調が多いようです。せやけどこの流れには最初の「う〜ん」です。
資源の乏しい日本がこの先生き残っていくための大きな柱の一つがこの分野であるとわし自身は信じてますので、この分野の予算が削られてしまうのは「ええ!?」です。ただそれをその場でなんで伝えられへんかったんやろか、ていうのがひどく疑問に残ります。せやから本来責められるべきは仕分け人よりも、この分野の開発の重要性を十分に伝えられなかった方にあるんやないかのう、と思うんです。一応その方面のご専門の方が出ておられるはずでしょ。ニュース番組などで「世界で一番になることに何の意味が〜」と仕分け人が発言する場面がこの問題の象徴としてよく扱われてますが、この後相手がどう答えたかがすごく気になるし、そこまで伝えるべきでしょう。「一番でないと間違いなく日本の国益が今後損なわれる」旨をちゃんと伝えれば、分からん話ではなかった思うんやけどねえ。時間がない、てよう言われてるけど例えば3時間が1時間になったり、この質疑が1か月後です、て言うてたのが明日でよろしく、てなことになったりしたら、これは「時間がない」やけど、最初から決まってる事やからねえ。何なりとやりようがあったと思うけどなあ。なんや最初からそのことを逃げ口上に使ってる感じがしてスッキリしません。まあ一応各分野のスペシャリストの方々が対応されると思うので、もうちょっとしっかりしたら、て思いますね。

それにしても指示語が多いなあ。左のはセーフやろけど。わしもまだまだです。