「地獄八景亡者戯(←『じごくばっけいもうじゃのたわむれ』と読みます)」というあの世を舞台にした落語がありまして、その中で「人呑鬼(←『じんどんき』ていいます)ていう鬼が出てきます。書いた字のごとく人を呑み込む鬼で、閻魔さまに地獄行きを言い渡された4人の亡者がこの鬼に食べられるんですが、ぐい飲みしたせいで生きたまま、というか、そのまま胃袋へたどりつきます。すると亡者どもは胃袋の中で大暴れをして、ていうのがこの落語の最後の場面にあるんですが、本日初体験の胃カメラ、この人呑鬼の気分が十分に味わえます。