12月19日
1日経ったしネタバレでもええか。
歴史物はからっきし興味のない相方ですが、「真田丸」は面白いといいながら一緒に観てました。ただ関ヶ原を過ぎたあたりから徐々についていけなくなり結局脱落してしまいましたが。一方わたしは好きなジャンルなので最後まで観ましたが、相方の感覚は正しいのではと思いました。正直、尻つぼみやったような気がします。前半は例えば北条氏政や豊臣秀次などといった人物をユニークな視点で光を当てたあたりはホンマに面白かったです。ただ終盤にはそのような人物が出てこなくなった、というか回が進むにつれて登場する人物の描き方が小粒になってきたような印象を受けました。たとえば塙団右衛門とか後藤又兵衛とか、話題に事欠かない人物がいたと思うんですが。とりわけ後藤又兵衛は、ただただ豪快に笑うオッサンというだけで、もったいないなあて思いました。そして最終回について、安居神社で信繁が腹を切るシーンがありますが、いやいや、冒頭「わたしは命が惜しい。」て言うてた人が腹切らんでしょ。最後の最後まで、それこそ真っ白になるまで家康打倒に向かってほしかったですねえ。まあ、いわゆる最期が畳の上ではない人が主役の大河ドラマのラストはやっぱり難解なんやと思いました。過去に「風林火山」と「龍馬伝」を観ましたが、いずれもストンとこなかったので。今回はと期待してたんですが、やっぱり腑に落ちませんでした。そう考えると再来年の大河の結末はどないなるんやろかと、今から気にはなります。
ただ今年の大河は個人的は面白いと思いました。毎回クスッと笑えるシーンがあり、最終回にもいくつも見つけることができました。このあたりはさすがやなと思いました。