時には堅く

今の国会でテーマのひとつになってるのが「政治とカネ」というやつですが、いろいろな話を見たり聞いたりしてると昔の日本にあった『荘園』を思い出しますねえ。
当時の律令制では土地は全て国のものであり、原則的に私有地というものは存在しないはずやったんやけど、唯一の例外として私有を認められていたのが邸宅近くの園池、つまり荘園やった(と確か教わったような^^;)。先にも書いたとおり原則的には存在しない土地なので当然租税の対象ではありません。すると当時の有力貴族・豪族や皇族たちはあれやこれやの手段で私有地を増やしていき、挙句公庫にはほんのわずかしか租税が入らなくなってしまい、実質的な政事はほとんどなされなくなった(と記憶しております^^;)。
もちろん、今の世の中でそんな無政府状態になることはまずあり得ない事やとは思いますが、われわれの行き末にも大きく影響しかねない問題なので、注意深く事の推移を見守っていきたいですね。