朝、何とはなしにつけたテレビの画面に映ってたのは平城宮跡の大極殿、の北側。まさに実家の近くで観光客もほとんど来ない所なので、ちょっと気になってそのままつけてみることにしました。専門家の方の話によると、ここは宮中の配膳を一手に引き受けていた場所らしく、番組では給食センターということで紹介されていました。その後画面が切り替わって映ったのは井戸の跡。なんでそんな所をクローズアップしてるのかと怪訝に思ってるところへ解説が入ってきて、自分の願い、いい意味においてもそうでない時においても、を叶えるために人形(ひとがた)をそこへ沈めて祈っていた場所である、とのことでした。つまりその井戸にはそこで生きていた人たちの業が、全てない交ぜに込められていたということで、子どものころから、それこそこないだも何気なく通っていた井戸跡にそないないわれがあったとはホンマに知らず、びっくりでした。知ってるようでまだまだ知らんことがぎょうさんあるんやね。