とある表札から

1月12日 とある表札から

終日外回り。お知らせビラを対象地域の住宅やお店のポストに投函していたところ、とある名字の表札が目に入り、今の奈良の実家を親が建てた頃のエピソードを思い出しました。その名字、あまりいいエピソードやないので伏せますが、あまりお見かけしない名字です。不動産屋をやっていて、ウチの家の担当でちょくちょく前の実家へやって来て打ち合わせをしてました。するとあるとき、ウチの父と担当者の方がお互いえらい剣幕での怒鳴り合いになり、大人同士でもこない怒鳴り合うんかいな、と子どもながらにびっくりした記憶があります。なんでも2階にトイレを作るようにお願いしていたはずが設計の間取りに入ってなかったので、その件を父が担当者に問いただしたら、前に言うてましたよ、みたいな返事で、いやいや聞いてない、いやいや言いましたの堂々巡りを延々くり返してました。結局水回りの関係で2階のトイレは諦めないとダメで、1階にトイレを2つ作ることになりました。当時父は腸を患っていた影響で人工肛門をつけていて、腸内の洗浄に毎日1時間トイレを占有することになるためやったんですが、家建てて3年後に亡くなり、第2トイレはしばらくして便器を取り外して閉鎖することになりました。