置きカバン

4月23日 置きカバン

電車が最寄り駅に着きました。ただふだん降りる場所、下り階段のすぐ近くではなくて車両1両分ほど遠くで降りることになりました。階段までテクテク歩いていると、出発直前の車両の中にカバンがひとつ置いてありました。ただ周りに誰もいません。どうやら忘れ物のようです。大事な書類とか入ってたらどないするんやろ、と思いつつ前を向くと、スマホを片手に操作しながら歩く男性が。スマホ以外は手ぶら。あるいは彼の持ち物かとも思いましたが、手ぶらで通勤される方もいるしなあ。結局声はかけずじまい。間もなく電車は行ってしまいました。いったい誰のものなんやろか、それを考えると夜も眠れそうにありません。往年の鳳啓助のようです。